夏期講習は何のため?

6月になりました。

どの塾でも夏期講習のご案内や申し込み受付が始まっている時期です。

さて、夏期講習。
いったい何のために参加しますか?

子どもの学力を高め、志望校に合格するため。
確かにそうです。

でも、その講習で何をしますか?
何をできるようにしますか?

この目的意識がないままに夏期講習に参加していませんか?

明確な目標のないままでは
ゴールを決めずにマラソンをするようなものです。
「これまでの学習内容全体を復習します。」では、これまでと変わりません。
もしかしたら子どもは毎日長時間の塾の授業を早く終わらないかなぁなどと思いながら、
座っているだけかもしれません。

だから、やるべきことを決めてください。
これだけは絶対にやり切る! ということを。

たとえば、算数の平面図形で比を使って辺の長さや面積を求める問題を
マスターする。とか、
国語の物語文で登場人物の心情の読み取りをできるようにする。とか、
理科の物理分野のてこや輪軸・滑車、てんびんの問題を解けるようにする。とか。

志望校の過去問の傾向に合わせて、これまで学習してきた内容の中で強化すべき部分に
注力して学習すると決めたなら、そこに集中すべきですし、
もっと基本的な、算数の計算、一行問題の得点率を高める。とか、
国語の漢字や言語事項の正答率を上げる。とかでも同様です。

そして、それを子ども自身はもちろんのこと、ご両親、先生も共有して、
そのためにどの問題をどのレベルまで扱うのかというところまで決めたなら、
それを夏期の期間中にやり切ることです。

5年生、6年生は7月と9月に模試があります。
夏前と9月でどれだけ点数を上げられるか。
この夏の学習の成果を測り、2学期以降の学習に向けての指針を作れるようにすることです。

決めたことをやり切れたのか。
やり切れたのに点数が上がらなければ、やり方に課題があるはず。
やり切れなかったのなら、量が多すぎたのか、気力が続かなかったのか、などやはり原因があります。
課題を見つけ、その課題を克服するためにどうすればいいのかということを考え、
新たな学習プランを立てて目標に一歩ずつ近づいていく。

そんな夏を、そして2学期を迎えてください。

そして、僕は目標に向かって熱心に取り組む受験生を応援します。

 

QLANも夏期講習を開催します。
絶対に点数を上げる!(内藤剛志さん風に)
そのために必要なことをやり切らせる。
そんな夏をプロデュースします。