模試のあとこそ

7月に入って、首都圏模試や合不合判定テストなど、
模試の結果が返ってきていますね。
お子さまの取り組んだ結果が反映されていることでしょう。

でも、思ったより点数が取れていないとか、
志望校判定の結果が思わしくないなど
あまりうれしくないこともあるでしょう。

そんな模試のあとこそ大事なことがあります。

それは模試の成績で一喜一憂しないこと。

これはかなり重要です。

これまで20年以上の経験のなかで、
私は模試での合格率が低くても、逆転合格してきたお子さんを何度もみてきました。

逆転合格してきたお子さんの保護者の共通点として、
模試の結果ではなく、それまでの行動の方で評価している方が多かったです。

子どもはなぜ模試の成績が良かったのか、
あるいは、なぜ悪かったのかなど、
その結果になった理由がお子さんにはわからないことが多いんです。

ですので、模試の結果で一喜一憂せずに、

・良い行動ができていたら褒める

・悪い行動をしていたら一緒に改善策を考えてあげる

というようにそれまでの行動にフォーカスして、評価してあげることが重要です。

たとえば、算数の結果を見て、
計算問題は全部できているのに、一行問題で半分くらい落としているとしましょう。

出来ていない結果にフォーカスしてしまうと
「こんな基本的なところで落としていたらダメでしょ!」
のような言い方になってしまいます。

分かります。
我が子のためを思うと、つい厳しいことを言ってしまいますよね。
これをぐっとこらえて、行動にフォーカスします。

たとえば、「毎日計算練習を頑張ったから計算問題が全部できていたね。」というように。

これに加えて「もしかして、一行問題も毎日取り組んだら、もっと取れるようになるかもしれないね。」
と未来への希望や期待をかける言い方にすると、
お子さんも、よし、次は一行問題も取れるように頑張ろう! と思って、
行動に移しやすくなるんです。

そこで、一緒に学習計画を詳細に立てることで、お子さんもこれをやれば点数が上がる!
と、やる気を出して取り組んでくれます。

ぜひ、お試しください。