ゴールデンウィークが近づいて参りました。
特に受験生にとっては、夏の学習の前哨戦となりますね。
1日の学習量をどれくらいとれるのか。
計画通りに進められるのか。
この期間に試してみて、うまくいかないところを洗い出しておくことで、
夏休みの学習をより深めていくことができます。
塾から出される宿題を計画的に進めるだけでもちがってくるので、是非取り組んでくださいね。
さて、前回の続きで、将来の幸福度についてです。
偏差値は人気度というのが、前回のポイントです。
今回は、将来の幸福度について。
幸福の尺度や基準って人それぞれです。
でも、幸福度を高めるのに必要なことって何かなって考えてみると、
私は大きく2つあると思います。
ひとつは自由であること。
もうひとつは自己肯定感が高いこと。
勉強するのは何のため? と考えると、これって自由になるためなのではないでしょうか。
さまざまなことを知っている方が、考え方の幅も広がりますし、選択の幅も広がります。
そういうことをひっくるめて自由度が高まるのではないかと思うのです。
もうひとつの自己肯定感ですが、
これは、子どものうちは周りの大人、とりわけお母さんやお父さんに認められることで育まれます。
受験にむけての学習を始めると、毎回のテストの点数とか、偏差値とかで順位づけられて、
科目や単元の得手不得手も見えてきて、なかなか自分を肯定的にとらえることが子ども自身には難しくなります。
お母様やお父様も、ご自宅で一生懸命わからないところなど教えているのに、
似たような問題がテストで解けてなくって、「なんでやったことができないの」ってなっちゃいますよね。
でも、どんなに学習に取り組んでいなさそうな子でも、じつは頑張っています。
毎日出ないにしても、昼間は小学校、夕方から夜にかけては塾のダブルスクール状態で、
さらに塾のない日は、宿題などにとりくむ在宅ワークまで!!
イヤになるほど頑張っているのではないでしょうか。
毎日、1個でいいので、何か認めてあげること。
すごく雑な漢字練習でも、10問中5問正解の計算練習でも、
練習に取り組んだことをほめる。認める。
いままで30分かかっていた計算が25分でできた!
これまで書けなかった漢字が書けるようになった!
計算の途中式を書くようになった!
国語の文章題で記述に取り組むようになった!
なんでもいいんです。
やったことやできるようになったことを見つけて、
頑張っているね。とか、頑張ったね。って
そして、うれしいよ♡ なんて付けたら、きっとお子さんも
(表には出さないかもしれませんが、)うれしく思ってくれますよ。
お子さんの自己肯定感を高めていくことで、モチベーションもあがっていきますし、
将来、自信をもって生きていくことができるようになるはずです。