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SMARTの法則

学習計画を適切に立てられれば、
目標達成までの道のりの半分までは来たも同然。

あとは実行するだけです。

ところが、いざ計画を立てさせようとしても、
教わらずに適切な計画を立てられる子は10人に1~2人です。

「ちゃんと立てなさい!」と言ったところで、
その「ちゃんと」の具体的なところを教えてあげなければ、
子供はどうして良いかわかりません。

「ちゃんとした」学習計画にするためには
5つのルールがあります。

その5つのルールは、それぞれの頭文字をとってSMARTの法則と呼びます。

1.Specific:具体的であること

計画も具体的に立てなければいけません。

「算数」をやるではダメなのです。
「図形の移動」でもまだ足りません。
「予習シリーズの5年下第17回(1)の点の移動」まで明確に決めましょう。

そして、このようにやるべきことを具体的にするために、
模試や過去問を解いた後には間違いを見直し、分析しましょう。

2.Measurable:計測可能であること

多くの子は漠然と「やる」とか「頑張る」という目標や計画を立てますが、
これでは達成したのかどうかわかりません。

だから達成しなければという意欲も湧きません。

明確に計測可能な目標や計画を立てれば、
自然と達成にむけて頭と心が動きます。

例えば
「テキストの練習問題を2ページ終わらせる」
「英単語を1日20個覚える」
「朝6時に起きる」
「朝学習を30分以上やる」
のように数字を使った行動目標だと良いですね。

3.Achievable:達成可能であること

「物理的に」「数学的に」達成可能であることは必要ですが、
「常識的に」達成可能かどうかは考えてはいけません。
他の人から見てどうであれ、自分で達成可能と思える・信じられる目標であれば良いのです。
自分で初めから無理だと思うような目標は、やる気がわかないのでNGです。

人生において成功体験が多く、努力に対しての基本的な信頼感が強い子は、
達成が難しいと思える高い目標を立てても、
達成を信じてそれに向かって突き進み、成し遂げることができます。

しかし、多くの子は高い目標を無理に立てると無意識に諦めてしまい失敗に終わります。
そして努力に対しての信頼感が培われず、
達成可能だろうという低い目標でもまた失敗するという悪循環に陥ります。

どの程度の目標が適切かはその子の気持ちが決めることです。
本人が自分で達成できると思う目標・計画を立てましょう。

4.Relevant:関連があること

目標は長期的な目標、中期的な目標、短期的な目標が相互に関連するように立てましょう。

例えば遠い将来の目標「弁護士になる」と
目先の目標「毎日3ページ問題を解く」の間には
時間的な飛躍がありすぎて関連性が薄くなります。

このような状態ではどちらの目標も達成しにくくなります。
間を埋める中期的な目標、少し長期的な目標を立てましょう。

また、長期的な目標「○○中学校合格」と
中期的な目標「漢検2級(高校卒業レベル)取得」のように、
内容的に直接のつながりが薄い目標設定をしても、やはり目標は達成しにくくなります。

一歩先の目標につなげることを意識して手前の目標を設定しましょう。

5.Time-bound:期限があること

いつかやろうではいつまでも始めない、というのは
お子さんをご覧になればおわかりいただけると思います。

期限もやはり具体的に、計測可能な形で定めると、
行動をしなければという意識が働きます。

少なくとも「いつまでに」やるか、できれば「いつから」やるかを決めましょう。

以上、目標達成を引き寄せるSMARTの法則でした。

この目標の立て方は誰でも身につけられる「技術」です。

「普通の子」が「賢い子」に対抗するための強力な武器になります。
何度も練習してマスターしてくださいね。

計画を適切に立てられれば、達成までの道のりは半分まで来たも同然。
あとは実行するだけです。

でも、実行できずに計画倒れになる子が多いのもまた事実。

計画自体にムリは無いのにどうして?
それはもちろんモチベーションが維持できないからです。
そこで、次回はモチベーションを維持するための効果的な方法をお伝えしますね。