クラン青葉台校 室長の小西です。
開校間もない青葉台校では高校受験生が1名しかいませんでした。
希望する公立高校に合格しました!
しかし、この生徒さん、志望校に対して内申点がおおよそ25も足りませんでした。
志望校の選考比率は4:4:2。4割も見られてしまう内申点が25も足りなくて
合格できたのは、二次選考で合格ラインに到達したからです。
内申点はたりないものの、入試で得点できたので、定員の10%に採用される
二次選考で合格できました。
この生徒さん、中学校からは「内申点からすると合格は難しい、志望校変更を
するべき」など担任の先生から言われていましたが、塾では「勝負しなさい!」と
いう話をして彼の背中を押しました。
塾としても、内申点が全く足りないことにはもちろん気づいていました。
しかし、模擬試験結果、塾で特訓した過去問結果、入試にそっくりな問題演習を
解かせた結果、彼の志望する高校の入試合格者平均を上回る結果をコンスタント
に取り続けました。その結果「二次選考合格は堅い」という結論に至り勝負と
決めたのです。
中学校の先生方も親身に対応をしてくれているとは思います。しかし、
中学校で先生方が把握しているのは、その生徒さんの内申点のみ。入試で
どれぐらいの点数が取れそうか?は全く把握できません。
現状の神奈川県高校入試制度、内申があっても入試ができなければ落とされて
しまいますし、内申が足りなくても入試ができれば合格できる制度になっています
から、内申だけしか把握していなくての進路指導はかなり酷だと思います。
(中学校の先生方は可哀そうです・・・)
高校入試、そんなに怖くはありません!
合格できそうかどうか?は前年度の合格者平均(S1値)に対して、自分自身の現状での
S1値を比較してみることが重要です。
前年度平均値に近ければもちろん勝負できるでしょうし、離れていれば志望校を再度検討
することになるでしょう。中学3年生の秋以降は模擬試験などを積極的に受け、模試の結果
が出るたびに自分自身のS1値を算出し、志望校と比較しましょう。コンスタントに前年度
平均に近い数値を出すことができれば合格は堅いです。
(絶対とは言えません…受験ですから)
また、上述の生徒さんのように、内申点が全然足りないという場合でも、入試で得点が
できれば合格は可能です。『内申がたりないから』とあっさり諦めてしまう必要はありません。
模擬試験に参加し、二次選考での合格可能性はどうなのか?しっかり見極めるべきです。
長くなりましたが、出来る限り公立高校へ進学したい人は、
①自分自身のS1値をしっかり把握し、前年度合格者のS1値と比較する。
②模擬試験に積極的に参加し、コンスタントに何点ぐらい取れそうか把握する。
そして、最終的な志望校を決定する。という流れで対応すれば、それほど怖いものでは
ありません。現状の自分自身の立ち位置をしっかり確認しましょう。
クランでは、中学受験だけでなく、高校受験も対応しています。
高校受験に不安がある方、具体的にS1値の算出や、現状の内申点で推移した場合、
今考えている高校に合格するには、入試で何点取る必要があるか?など具体的にお話を
させて頂きます。お気軽にご相談下さい。