夏期講習の合間の休みにクラゲにやられた痕がようやくなくなりつつある澤井秀太郎です。
一緒に海に入っていた4歳の息子は刺されていなかったので良かったと胸をなでおろしています。
そんな夏休みも終わり、小6の受験生はいよいよ過去問に取り組む時期ですね。
QLANでも過去問に取り組む受験生を全力でサポートしていきます。
さて、今回から過去問に取り組む際の注意事項を○×クイズ形式で何回かに分けてご紹介していきます。
早速ですが、第1問です。
◇5年生のときに第1志望の過去問を購入している場合、最新年度の過去問も購入すべきである。
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答えは○です。
厳密にいえば、完全な○ではないのですが、解説しましょう。
入試問題の出題傾向というのは学校ごとにありますが、作成する教師が変わるとその傾向が変わることがあります。
ですので、最新年度(去年の6年生が受験した問題)が掲載されているものに取り組むことに意味があります。
ただ、絶対購入しないといけないかというと、学校によっては説明会などで前年度の入試問題の実物を配布していることがあります。それがあれば、無理に過去問題集を購入する必要はありません。
ただ、その場合、解説が付属していないので、分からない問題については塾の先生に必ず質問させてください。
この「質問させてください」というのは、子どもが自分で教師のところに過去問と自分の解いたノートなど(解いている過程がわかるもの)を持ってくるということです。
ときおり、保護者の方が「この問題がわからないと言っています」と過去問をお持ちになることがありますが、子ども自身が自分事として取り組むべきものなので、授業や自習で塾に行ったときに自分で質問させるようにしてください。
ただ、なかなか自分から言い出せないお子さまもいらっしゃいます。
そんな場合はお電話などで、「今日、過去問の質問を持たせました」とご連絡ください。
さて、第2問です。
◇過去問にとりくむのは子ども自身の部屋にすべきである。
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正解は、×です。
これも、個々の状況によって多少変わりますが、ほとんどの子供部屋には趣味で読む本や漫画、ゲーム機、スマホなど気が散る要素がたくさんあります。
ですので、子ども部屋で取り組ませるときはそう言った要素を全て排除して、集中して過去問に取り組めるようにするのがおススメです。
たとえば、本棚に布をかけるのでもずいぶん違います。
ゲーム機やスマホは過去問に取り組む際は部屋の外に、テレビがあるようでしたら、これも布などをかけて目隠しします。
また、机の上は基本的に何も置かないで、入試の時に机の上に出せるもの(鉛筆数本・消しゴム・腕時計)のみにします。タイマーを併用するのはいけなくはないですが、基本的に残り時間の確認は腕時計にします。
ペンケースは机の上には出しません。
また、取り組む前に飲み物を飲んだり、トイレにいったり、鉛筆を削っておいたりしておくことです。
実際の試験会場では飲み物を飲みながら受験することも、試験中にトイレに行くこともしないはずです。
できる限り本番を想定してそれに近い環境を作ることを心掛けてください。
また、子ども部屋がなくて、リビングで取り組むこともあるかと思います。
その際も、テーブルの上は上記のようにして、必要な物だけ出すようにします。
周囲の環境も、なるべく気が散らないようにととのえてください。
一番いいのは、塾の自習室で取り組むことです。
必要のないものは鞄にしまって、集中して取り組めます。
今回はここまでにします。
次回も過去問○×クイズをつづけていきますね。