こんにちは!
あざみ野駅前の中学受験個別進学塾
QLANあざみ野校 室長の澤井秀太郎です。
先日、息子を歯医者に連れて行ったとき
抜いたほうがいい乳歯があったのですが、
麻酔の注射が嫌すぎて、断固拒否!
自分の意思をしっかり伝えられるのは素晴らしい!
と思いつつ、我慢して抜いたほうがいいんじゃないかとも思う
今日この頃です。
さて、今日は大学入試についての話をします。
中学受験の塾なのに?
私立中学へ進学するということは、次は大学入試です。
大学進学ということも、お母さま・お父さまは少しだけでも
視野に入れておくといいのではないかと思い、
今回のテーマにしました。
大学であれ高校であれ、今や、偏差値60未満の学校は、受験で競争する必要がほとんどありません。
少子化で受験生の数がずっと減少してきたのに、大学の数はずっと増えてきたからです。
つまり、受験競争の終焉は加速しています。
ぶっちゃけ、何かしらの受験方法で、どこかしらの学校には必ず進学できます。
もはや受験で偏差値を競わせる方法では、人材教育が成り立ちません。
そして偏差値だけの観点で見てしまえば、日本の学生は、
これまでに無いくらい学力が低い状態になっています。
現に、受験科目だったはずの教科について大学生に質問をぶつけても、
教科書に書いてあることを正確に答えられない学生ばかりです。
それでは、今の学生が優秀ではないのかと言えば、決してそうではありません。
少し観点を変えるだけで、学生に対する印象が変わるはずです。
例えば、「地頭の良さ」みたいな素養は、むしろ全体的に高くなっていると思われます。
昭和生まれの世代は「意見の言えない日本人」などと世界で言われましたが、
今の学生は自分の意見をはきはき言います。
というか、「こいつ、偏差値が高い割には頭悪いな。」みたいなギャップが今の若い人には少ないです。
英語の「聞く力」や「話す力」についても、私たちの世代の平均に比べれば、かなり高いです。
また色々なことを幅広く知っています。まずニュースの話題はたいてい知っています。
私たちの時代には「新聞を読め」「本を読め」などと知識のある人たちから
マウントを取られたものですが、今はそうはなりません。
YouTubeやネットニュース、SNSニュースなどをめっちゃ見ているからです。
そして、ある知識に詳しい人がいても、少し話題を変えれば、その人はついていけなくなります。
知らなければいけない情報が多様化して、しかも大量にあるからです。
つまり偏差値で人の能力を測っても仕方がないですし、
現に多くの人は、そういう価値観でご自身の能力を日々向上させようとは思ってはいません。
社会人になってから偏差値を上げるような努力を誰もしていない。
それが論より証拠です。
偏差値教育は、もうオワコンなのです。
もっと言えば、受験問題の出題傾向や難易度を操作しても、学力の向上にはほとんど寄与しません。
これからは、ちゃんと大学の特長を見定めて、大学で何をしたいか、ちゃんと考えて進学するのです。
これからは、ちゃんと学生に向き合って、一人一人、ちゃんと目的のある教育をするしかないのです。
普通の大学は研究するところです。
専門職大学は業界のプロになるところです。
このようにハッキリ言える環境がだんだん整ってきたのは、正にあるべき姿の方向性だと思います。
そして付け加えるなら、社会人になってから大学や専門職大学や専門学校へ入学するのもアリです。
これからは人生100年時代ですから、長い人生の中で高等教育を1回しか受けないのは変ですね。
この点については、まだまだ日本は発展途上です。
もしかしたら、次の流れはこれかもしれませんね。つまり「生涯教育」の流れも加速するでしょう。
QLANはあざみ野駅前の中学受験個別進学塾です。
生徒1人ひとりに寄り添って、将来の夢ややりたいことからさかのぼって
中学受験を一緒に考えます。
偏差値は物差しのひとつ。
お子さまの個性を伸ばし、未来へはばたかせてくれるような進学先を見つけて
無理なく、無駄なく学んでいく塾です。