こんにちは!
夏を経て、受験生の顔つきの変化を好ましく見ている
QLANあざみ野校 室長の澤井秀太郎です。
息子の学校の宿題への取り組みを見ていて
教室の生徒のようにいかないのを歯がゆく思うとともに
お父様、お母さま方も同じようにお悩みなのかと改めて気づかされています。
さて、本題に入ります。
過去問演習で明らかになった「弱点」は、志望校合格への手がかりです。
ここからは具体的な課題解決策をまずは3つご紹介します。
インプットのやり直し
知識不足が原因で間違えた問題については、
該当単元の基礎知識のインプットをやり直すことが最も重要です。
夏期講習で使ったテキストや参考書に戻って、抜け漏れがないか確認しましょう。
演習の反復
解法ミスや計算ミスが多い場合は、類題演習を徹底的に行うことが有効です。
同じような問題に繰り返し取り組むことで、解き方が定着し、正確性も増していきます。
個別のカスタマイズ
時間配分ミスや特定の問題形式への対応に課題がある場合は、
個別指導の活用を検討するのも一つの手です。
志望校の傾向を熟知したプロの講師が、お子さま一人ひとりの弱点に合わせた最適な学習プランを提案します。
さらに、過去問演習の主な課題としては、時間の使い方、丸つけの精度、
復習の仕方などが挙げられます。これらの課題を一つずつ見ていきましょう。
1. 時間配分がうまくいかない
本番と同じ時間内に問題を解ききれない、特定の問題に時間をかけすぎてしまうといった課題です。
解決策:
タイマーを使った演習
過去問を解く際は、必ず時間を計りましょう。はじめは制限時間オーバーでも構いません。
どの問題にどれくらい時間を費やしたかを記録し、時間配分のシミュレーションを重ねて、
得意な問題から手をつける、苦手な問題は後回しにするなどの戦略を立てていきます。
小問ごとの時間設定
大問全体だけでなく、小問ごとに目標時間を設定すると、より緻密な時間管理ができます。
例えば、「この小問は5分で解く」といったように具体的な目標を立てましょう。
2. 自己採点が甘い、丸つけが不正確
自己採点に自信が持てず、正解かどうかあいまいなままにしてしまうことがあります。
解決策:
採点基準の厳格化
自己採点をする際は、本番の採点官になったつもりで厳しく採点しましょう。
部分点がもらえる問題でも、記述内容が不完全であれば減点するなど、
採点基準を明確にすることが重要です。
これは塾の先生に添削をお願いし、そのうえで対策も示してもらうのが良いでしょう。
解答解説の活用
自己採点の際は、必ず解答解説を参照しましょう。
解答の根拠や論理の流れを理解することで、なぜその答えになるのかを深く理解できます。
3. 効果的な復習方法
過去問を解きっぱなしにするのは最も避けるべきことです。
演習の効果を最大化するには、復習が不可欠です。
間違えた問題や、正解したものの自信がなかった問題は、
必ず時間を置いてから解き直しましょう。
日を空けて再挑戦
解答を覚えてしまっているうちに解き直しても意味がありません。
数日後、あるいは数週間後に再度挑戦することで、本当に理解できているかを確認できます。
計画的な演習
過去問を解く時期や頻度をあらかじめ計画に組み込みましょう。
これらの解決策を実践することで、過去問演習は単なる「問題集を解く作業」から、
「自己の弱点を克服するための戦略的な学習」へと変わります。
このように、過去問は「解いて終わり」ではなく、
そこから見えてくる課題を一つひとつ丁寧につぶしていくことによって、
合格の可能性を高めていけます。
お子さまの「弱点」を「強み」に変えるため、一緒に頑張っていきましょう。
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