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模試が返ってきたら

こんにちは!

先日、車が故障して困ってしまった澤井秀太郎です。
幸い、走行中ではなく、給油後にエンジンが始動できなくなってしまったということで、
ガソリンスタンドの従業員さんや車の「かかりつけ医」の方のご協力もあり、数時間のうちに
ディーラーさんまで車を搬送することができました。
これ、私の運転中で良かったとホッとしています。もし、妻だったら大パニックになっていたのではないかと。
この夏、摂氏37度を超える猛暑日もすでに数日あり、この暑さで車も故障しやすくなっていると
車の「かかりつけ医」の方がおっしゃっていました。
皆様もお気を付けください。

さて、ご挨拶が長くなりました。
今回は、テストの点数より重要なデータ「偏差値」について解説していきます。

皆さんはテスト結果が返却された際に、こんなふうに感じた経験はありませんか。

「前回のテストとくらべて点数が上がってる! 成績が良くなった!」
「点数が下がった……。この点数だと第1志望校に受からない……。」

このように、テストの点数に一喜一憂することはよくあると思います。
ですが、テスト結果で大切なのは点数の変動ではありません。
本当に大切なのは、自分の立ち位置です。

例えば、皆が簡単だと評価するテストだった場合、点数が上がっても順位が下がることがありえます。
逆に、自分の点数が下がってしまっても平均点がそれ以上に下がっていれば、成績が上がったと評価できる場合もあります。
そのため、周りの皆と比較して自分がどのレベルにまで達しているかを正確に把握することが必要となります。

では、一体どのデータを見れば自分の立ち位置を判断できるのか。
その答えこそ「偏差値」です。

そして、偏差値は「見方」が大切です。

まず、偏差値は「50」を基準としています。
偏差値50の場合はおおむね平均点を取ったことになり、
50を上回っていれば上回っているほど周りの皆よりも成績がよいと判断することができます。

また、偏差値は点数だけで判断できない周りとの差が明確に表れます。
たとえ高得点を取れたとしても、周りの皆も高得点であれば偏差値は高くなりません。
逆に、自分では低いと思う点数であったとしても、周りの皆も苦戦していれば意外なほど高い偏差値になることもあります。

さらに、偏差値は志望校の判定にも利用します。
模試では、同じ学校を志望した受験者の偏差値を比較することで学校ごとの合格の目安となる偏差値を調査しています。
そのため、自分の偏差値を志望校の偏差値と比較すれば、合格に必要な成績の参考にすることができます。

偏差値は学校情報サイトに記載されていることも多いですが、
目安となる偏差値がサイトによって異なることも多いので注意が必要です。

具体的には、四谷大塚さんの「合不合判定テスト」と首都圏模試センターさんの「中学受験合判模試(しゅともし)」
では、母集団の違いから同じ学校でも80%合格ラインは10ポイント程度違うことがあります。

また、模試は実際の学校ごとの入試問題とは傾向が異なります。
ですので、偏差値は重要ではあるものの、それをもって合否が決まるわけでないことも事実です。

とはいえ、偏差値は自分の立ち位置を見極められる重要なデータのひとつです。

7月の主要な模試の結果が返ってきて、一喜一憂してしまうことはあるかもしれません。
でも、最も大事なことは、自分が解くべき問題を全て正解しているのか、していないならどこに課題があるのかを
見つけることです。

偏差値を参考に目標設定を明確にし、
また、自分の課題をこの夏に1つでも多く乗り越えて、
合格へ向けて一歩ずつ進んでいきましょう。