第2回 過去問○×クイズ の時間です。
さて、今回も過去問演習の方法について、クイズ形式でお伝えしてまいります。
では、第3問です。
◇過去問に取り組む際に色ペンや蛍光ペンを使うとわかりやすいのでよい。
・
・
・
正解は×です。
実際に試験の際に色ペンや蛍光ペンは使いません(使えません)。ですので、本番に近づけるために色ペンや蛍光ペンは使いません。
また、普段の学習でも、テキストの重要部分にマーカーを引くのはありですが、問題演習では鉛筆と消しゴムを推奨します。
前回も触れていますが、過去問に取り組むときに机の上に出すのは、問題用紙(問題集)と解答用紙、
筆記用具は鉛筆と消しゴムです。鉛筆は転がりにくいキャップを付けるのはありですが、シャープペンシルは避けましょう。
学校によっては鉛筆を指定しています。また、シャープペンシルは芯が詰まったり、集中できずに分解して遊んでしまうこともあります。
もう1点、算数の問題で図を書くときに定規を使うのも6年生の2学期以降は避けることを推奨します。
というのも、試験場では定規は使えません。(※学校によって、目盛りのないものを持参させるケースはあります。)
普段から定規を使って書くことに慣れていると、定規を使わずに書くのが難しくなる可能性があります。
それから、ノートもドット入りの便利なノートがありますが、算数に関しては無地のノートをおすすめします。
というのも、算数の問題用紙にはけい線もドットも印刷されていないからです。
線分図や面積図をけい線などに頼らず書けるようにしておくことも大事です。
続いて第4問です。
◇問題はコピーを用意する方がよい
・
・
・
正解は○です。
問題のコピーは絶対ではありませんが、あったほうがいいです。
実際、国語の文章に傍線を引いたり、他の科目でも書き込みをすることは多いです。
複数回演習をすることを考えると、問題集に書き込むのは避けた方がいいです。
ですので、問題、解答用紙ともにコピーを事前に用意して取り組むことをおすすめします。
算数は計算用紙(無地のコピー用紙)があった方がいいでしょう。
全て解き終えたら、(あるいは丸つけまでし終えたら、)計算用紙も問題、解答用紙と一緒にファイルしておきましょう。
過去問は解いて、採点しておしまいではありません。
自分の現在地を確認して、目標までのギャップをはかるために取り組むものです。
チャレンジ校であれば、問題集に掲載されている最低点に届かないことがほとんどです。
特に9月、10月頃のとりくみはじめはそうです。
そこで、入試までに何をできるようにすればいいのかを確認し、学習計画を立てるためにも解く過程、考える過程をしっかりと残しておくことが大事です。
また、制限時間内にすべての問題を解き終えられないということもあります。
時間無制限なら何点取れるのかというのも、確認しておくとよいでしょう。
あと20分あれば7割取れる! というのであれば、解くためのスピードを上げればいいのです。
計算のスピードなのか、図を書くスピードなのか、あるいは規則性の問題で全て書き出そうとしてしまっているとか、記述の問題に異様に時間をかけてしまっているとか。原因はいくつかあります。それを克服すればいいのです。
逆にどんなに時間をかけても6割に満たないのであれば、解ける問題を増やさなければなりません。
塾の先生に、子ども自身がどの問題を解けるようにすればいいのか、そのために何にどれくらい取り組めばいいのかを質問してください。
次回も過去問○×クイズを続けて参ります。
お楽しみに!