こんにちは!
1人ひとりの“私”望校合格を叶える中学受験個別進学塾QLAN
あざみ野校 教室長の石山です。
前回に続き2017年度の中学受験概況について、ご紹介いたします。
前回は算数についての内容でしたが、今回は理科についてです。
理科の入試問題において、2016年度入試より大学入試改革を意識した問題の出題が目立ち、2017年度入試においてもその傾向は続きました。2017年度入試では、記述式だけでなく、グラフや図を解答する問題も見られました。
出題分野に偏りは無く、物理、化学、生物、地学と満遍なく出題されています。教科書に記載されている基本の知識を元に、身の回りの内容と絡めて深めていく問題が増えてきていています。
それでは、各分野ごとに内容を見ていきましょう。
物理で出題されやすい内容は、「力学」「光と音」です。
2017年度入試では、力学において、旅行に用いるキャリーバックや自転車、遊園地のアトラクションを例にした問題が出題されました。計算問題も比較的出しやすいため、今後も要注意な単元の1つとなるでしょう。
水溶液の性質(溶解)や気体の性質の問題が例年通り出題されました。特に実験問題ではグラフや表の読み取りがセットで課されました。さらに化学の分野では時事問題として、「ニホニウム」に関する問題が出題された学校もありました。
動物、植物に関する問題では、教科書や参考書の知識を問う問題を中心に構成されています。応用問題として、今まで見たことのないデータと説明文を記載し、内容について自分で分析、答えを見つける問題が出題されました。課題文とデータに答えが隠されていることがほとんどであるため、焦らず取り組むことを大切にしましょう。
天体、大地、気象と広く出題がされました。他の単元と比べ、時事問題が目立った分野でもあります。特に大地(火山、地震)と気象(天気、飽和水蒸気量)の内容では、地震とプレート、台風や豪雨と結び付けた内容も出題されました。また天体の分野では「スーパームーン」についての問題を出題した学校もありました。また社会との融合問題を出題した学校もあり、教科書の知識だけでなく、話題になった内容は一度調べてみると良いでしょう。
このように理科の問題の傾向として、教科書内容だけでなく、身近なもの、また時事問題など、あらゆるところから出題されています。したがって、教科書を覚えるだけでなく、色々な方向に情報網を張り、「見る」「聞く」「やってみる」など実際に自分が経験をすることで学ぶことも大切になってきます。また演習では、知識を問うものだけでなく、実験問題やデータ分析など、自分で考えて解く問題が今後は重要になってくるでしょう。様々な形で、中学受験に向け、お子さまの思考力を養う機会を作っていきましょう。
日時:8月5日(土)
時間:10:00~11:00
対象:小1~小6のご家庭
定員:5名様限定
費用:無料
QLANでは随時学習相談も受け付けています。
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