子どもがいうことを聞かないでイライラしてしまう事って多くありませんか?
なんでいうことを聞かないのか?
もちろん子どもなので!
その時にしたいと思うことを最優先する結果、いうことを聞かないんですね。
3歳10か月の息子もまったくそんな状態です。
でも、伝え方を変えることで、すこしでもいうことを聞くように仕向けられることがあります。
まず、人間関係の構築を考えてみましょう。
スタートは
①共同作業
同じ空間や同じ時間、同じ経験を多く過ごすことによって、心の距離が縮まります。
②課題の共有
心の距離が縮まると、自分の悩みなどを相談することができるようになります。
③課題解決
その課題に対するヒントや解決に向けたアドバイスで心がすっきりします。
④信頼
②の課題の共有と③の課題解決を繰り返すことで、その人に対して信頼をするようになります。
⑤愛
人間関係の最上位で、愛する、愛されるという関係になります。
旦那さんや奥さんと連れ添うまで、一緒に過ごす時間が増え、一緒にいると素直になって心が穏やかになる関係性になったのではないでしょうか。
それが信頼となり、愛情へとなっていったはずです。
子どもが小さいうちは、①はできています。
24時間、親は(主に母親)は子どもと一緒です。
だから自然と子ども自身が抱える課題(困っていること)をキャッチしているんです。
泣き方でどうしたのか分かったりするようですね。
残念ながら私はその域には達していません(涙)
話を戻します。
子ども自身の困りごとがわかるから問題解決がしやすいのです。
②と③を繰り返しているということですね。
子どもが成長してくるとどうでしょう。
24時間べったりということはなくなってきます。
心の距離は幼少期に比べると離れているんですね。
そうすると、②の課題の共有(子供の困りごとの察知)が的外れになることが増えてきます。
すれ違いですね。
親子だから分かり合えるというのは違います。親子だから分かり合えない。
あるいは、親が勝手に自分の価値観にあてはめて子どもを見てしまうのかも知れません。
それでも、親ですから当然、③の問題解決をしたがります。
だから、うまく行かずにイライラして、そのイライラ状態でさらに親の価値観で問題解決しようとしてやっぱりうまくいかなくてイライラMAX状態になるんです。
たとえば、お子さんが夜中にYouTubeを見ているとします。
早く寝かせたい親としては、「もう遅いから、いい加減にしなさい!!」と怒りますね。
これを怒っている気持を抑えて、
「あれ、何見ているの? どんな内容なの?」と聞いて、お子さんの好きな動画のことを話してもらうとどうでしょう。
これは①の共同作業にあたります。
そのあと、「面白い動画だね。楽しそう。でも、ママ(パパ)、もう眠くなってきちゃった。明日の朝、また一緒に観ようよ」
心の距離を縮めて、動画を見たいというお子さんの「課題」を解決しています。
そうして、お子さんが「わかった! 明日も見せてあげるね」などと言ったとしたら、確実に心の距離が縮まっています。
きっと、そのあとすぐに寝ちゃうはずです。
まずはお子さんのことを承認してあげることが大切です。
興味あることに対して、こちらが理解してあげることでお子さんの心を「話を聞く状態」にしてから、こちらの伝えたいことを伝えることで、お子さんの心と行動を動かせるのです。
子どもは大人以上に承認欲求が強いそうです。
親には甘えていますから、怒られても懲りません。
だからまずは承認してあげてください。
僕も、息子の暴君ぶりに悪戦苦闘していますが、学んだことを少しでも実践できるようにチャレンジ中です。
一緒にやっていきませんか?