こんにちは!
お盆休みは体調を崩して、息子や妻と遊びに出かけられなかった
QLANの澤井秀太郎です。
昨日から夏期講習再開ですが、
息子と妻は関西方面に旅行に出かけています。
楽しそうな写真が何枚も送られてきて、癒されています。
さて、今回は「脳をだまして記憶する!?」というタイトルでお送りいたします。
受験に向けての学習で避けて通れないのが、
様々なことを「覚える」ことです。
「覚える」ために何をすればいいのでしょうか。
結論から言うと、
やはり”反復”が一番効果が高いということです。
東京大学薬学部 教授 池谷 裕二先生の記事
「こうすれば記憶力は高まる! ~脳の仕組みから考える学習法」
から一部引用しつつ、効率よく「覚える」ための学習法について
述べて参ります。
外から入ってきた情報は、まず耳の奥にある脳の海馬が、
生存に不可欠な情報かどうかを基準に仕分けるそうです。
それで重要(生存に不可欠)だと判断された場合は、
脳の大脳皮質に送られ、長期間保存されるのだとか。
ところが、たとえ生死に関わらない情報でも、
何度も繰り返し脳に送り続けると、
海馬は「これは生きるのに必要な情報に違いない」と勘違いするそうです。
それを池谷先生は「海馬をダマす」と表現し、「勉強は反復」――
反復すれば、情報は記憶として定着するということを覚えておきましょう。
とおっしゃっています。
具体的な学習法、反復のタイミングなどについては、
池谷先生の記事に詳しいのでこちらでは要点だけお伝えします。
学習した翌日に1回目、
その1週間後に2回目、
2回目の復習から2週間後に3回目、
さらに3回目の復習から1か月後に4回目――
このように少しずつ間隔をあけ、2か月かけて復習するのが効果的です。
これはエビングハウスの忘却曲線ともかかわりがあります。
また、復習の内容についても、同じことを繰り返すようにすること。
そして、入力よりも出力が重要なので、間違えたものだけ繰り返すのではなく、
全て繰り返す方が覚えやすいということです。
いかがでしたでしょうか。
ぜひ、池谷先生の記事もお読みいただき、
限られた時間を有効に使って学習にとりくんでいきましょう。