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子どものやる気を引き出したい!

また息子の話になりますが、どうも自分でうまく行くことでないと、人前で(親の前でも)やりたがらないところがあります。
できないことは悪いことではないと、優しく伝えているのですが、
バレエのレッスンもうまく踊れない自分がイヤみたいで、みんなといっしょに踊りたがりません。
お手本通りにできないのがイヤなんでしょうね。
できるようになったことはドヤ顔でやってくれるんですが、、、。

 

さて、本題に入りますね。

子どもが学習へと踏み切るために、超えるべき「ハードル」が2つあります。

その「ハードル」とは、「結果期待」と「効力期待」です。

「結果期待」とは、行動を起こせば結果が得られるだろうという期待。
「効力期待」とは、自分がその行動をうまく実行できる期待。

たとえば、
厳しい練習に耐えれば試合に勝てる! と感じられているのが「結果期待」、
自分は厳しい練習に耐えることができる! と感じられているのが「効力期待」、
というイメージです。

子どもにやる気を起こさせるには
この2つの「ハードル」を両方とも超えさせることが必要です。

「宿題に取り組んでも成績が上がる気がしない」と感じている(「結果期待」がない)なら、
やる気にはなりません。

また、「宿題に取り組めば成績があがる」と感じている(「結果期待」がある)のに、
「毎日、宿題に2時間取り組むなんてムリ!」と感じている(「効力期待」がない)ときも
学習に踏み切ることは難しくなります。

では、それぞれの「ハードル」をどのように超えていけばよいのでしょうか?

「結果期待」の「ハードル」を超えるには、
行動を起こせば成功できると感じることが必要です。

そのために有効なのは、成功例を目の当たりにすることです。

他人の成功例でもいいのですが、最も効果的なのはお子さん本人の成功例です。

具体的には、
お子さんがほんの少しでも行動したら、
それが成功につながっていることを教えてあげることです。

たとえば、算数の問題を1問でも解いたなら、
「次のテストでこの問題が出たら解けるね!」と伝え、
お子さん自身の行動が成功につながっていることを実感させてあげることです。

子どもは日々、学校や塾、ご家庭でいろいろなことを経験し、行動し、挑戦しています。

でも、本人は自分の成長に自分で気づくことがなかなかできません。

だからこそ、お子さんの小さな行動からでも成長したところを見つけてあげて、
それが未来の成功につながっていることを教えてあげることが大事なのです。

「効力期待」とは「自分にできる」という能力に対する自信です。

自分は学習を継続することができる。
毎日〇〇を続けることができる。

というように、成果を出すための行動を、自分はできると感じている状態です。

では、「効力期待」を持つためにはどうすればいいのでしょうか。

そのために重要なのは
スモールステップで成功体験を積むことです。

学習時間について例をあげれば、
2時間が大変! と感じているのなら、5分とか10分とかから始めて、
そこから徐々に時間を伸ばしていけばいいのです。

時間ではなく、取り組む問題数を基準にするなら、
20問取り組むのは無理! と感じているのなら、はじめは2問とか3問とかから始めて、
次の日には1問増やす、その次の日にもまた1問増やすというように
少しずつハードルを上げていくようにするのが効果的です。

こうしてハードルを少しずつでも超えていく経験が、
子どもの成功体験になり、
学習を続けていくための「自信」へとつながっていきます。