こんにちは!
今週末の、今回のツアー二度目の参拝が楽しみで仕方ない
澤井秀太郎です。
先日届いたグッズを息子が狙っているので、
ドキドキしています。
残念だけど、父ちゃんのだよ!
さて、今回は暗記だけでは解けない問題への対処についてです。
分かりやすいのは、国語の記述問題です。
お子さまは記述問題をどのように解いているのでしょうか。
問題文の条件に沿って、頭の中で文を作って書いていることが多いのではないでしょうか。
もちろん字数が少なければ、それで正解できることもあります。
でも、字数が50字とか70字とか、多くなってくると難しいです。
記述問題では満点を取るのは簡単ではありませんが、
採点基準に合うように問題の条件に沿って、主述関係や論理のねじれなどなく、
過不足なく答案を作ることで満点も狙えます。
では、そのような答案をつくるのにはどうすればいいでしょうか。
記述解答の基本は抜き出しです。
もちろんそのままでは条件に合わないので、部分的に表現を変えるなどして、
本文上で推敲をします。
例えば、
「ふたりは顔を見あわせた。えたいの知れないおばあさんに、
ふたりともできることなら知らん顔をしていたかった。」
と本文にあって、
問題で「このときのふたりの気持ちを、文章中の言葉を使って30字以内で答えなさい。」とあったら、
解答の中心となる部分として、
「ふたりともできることなら知らん顔をしていたかった。」の部分を使って、
本文上で
「ふたりともできることなら知らん顔をしていたかった。」といらない部分を削り、
文末の「かった。」の横に「い気持ち。」と書き足します。
また、気持ちを答える際には、その気持ちになるきっかけ、理由も記述します。
そこで、前半の
「えたいの知れないおばあさんに、」を含めると
「えたいの知れないおばあさんに、できることなら知らん顔をしていたい気持ち。」
という文ができます。
ここで、字数を数えます。
36字! おしくも字数オーバー。
ここから字数をけずります。
「えたいの知れないおばあさんに、できることなら知らん顔をしていたい気持ち。」
7字けずって、29字!
できた! と思ったらもう一度読んでみます。
おばあさんのえたいがしれないことが
「知らん顔をしていたい気持ち」になった理由とわかる記述になっていません。
そこで、
「えたいの知れないおばあさんに、知らん顔をしていたい気持ち。」
「に」を「なので」に変えます。
すると31字で、1字オーバー。
字数を減らせるところはないか探して、
「えたいの知れないおばあさんなので、知らん顔をしていたい気持ち。」
のように「てい」をけずると、
「えたいの知れないおばあさんなので、知らん顔をしたい気持ち。」(29字)
これを解答欄に書き写します。
これは暗記ではできません。
実際に同じ問題であっても何度も練習を重ねることが必要です。
結局のところ、繰り返しの練習で、知識ではなく、
手順を覚え、できるようにしていくことが大切なのです。
今回は記述答案の作り方になりましたが、
次回は算数で暗記で対処できない問題について述べていくつもりです。
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