こんにちは!
あざみ野駅前の中学受験個別進学塾
QLANあざみ野校 室長の澤井秀太郎です。
生徒の皆さんからよく聞くお悩みの一つが、
「国語の漢字や語句、社会や理科の知識がなかなか覚えられない」
「覚えたはずなのにテストでは思い出せない」という声です。
これは覚え方に原因があるかもしれません。
そこで今回は、知識の習得に効果的な
「思い出す練習(リコール学習)」について解説します!
テストで使える知識をつけるための、具体的な学習法も紹介しますので、
ぜひ参考にしてください!
■ なぜ「覚えたのに忘れる」のか?
知識を覚えるというと、ノートに何回も書いたり、
ただ単語帳を眺めたりする人が多いですが、
それだけでは記憶に定着しにくいのが現実です。
重要なのは、
「思い出す練習(=リコール)」をすること。
覚えたことを頭の中から引き出す作業を通じて、初めて「使える記憶」になります。
何度も見返すだけより、「何だっけ?」と考える時間を作る方が
圧倒的に記憶に残るようになります!
■思い出す練習の具体的なやり方
ここからは、誰でもすぐに実践できる
「思い出す練習」をいくつかご紹介します!
① 自分で小テストを作る
ノートに覚えるべきことだけ書いて、その意味や内容を自分で答える
漢字も意味や使い方を答えるようにするといいですね。
「意味を隠してクイズ形式」にすると、脳がしっかり働きます
間違えたものは要復習リストに追加します!
<さらに効果的にするには?>
→ 1日後、3日後、1週間後…と復習の間隔を空けて繰り返すのがポイントです!
② 単語カードやアプリを使う
単語カードで「問題→答え」「答え→問題」を繰り返しチェック!
理科や社会は一問一答形式の問題がありますので、これを活用します。
特に「答え→問題」は知識の定着に一定の効果があります。
スマホアプリも活用できます。
例えば都道府県なら「地図パズル」もおすすめです。
ポイントは、すぐに答えを見ない!
思い出す時間をしっかりとることで、記憶が強くなります。
③ 家族や友達にクイズを出してもらう
誰かに問題を出してもらうと、緊張感の中で集中力がアップします!
ご家庭で「5問クイズ」など、短時間でもOK!楽しく覚えられます。
友達と何人かでクイズ大会のようにしてもいいですね。
④ 書くときは答えを見ずに書くこと
内容や意味を思い出しながら、ノートに書き出していきます。
「問題だけを見て答えを書く」「答えだけ見て問題を書く」
これは両方やるとさらに◎
見ながら書くのではなく、頭の中にある知識を引き出すことが大事です。
■ 知識の習得は「思い出す仕組み」を作ることがカギ!
知識事項は、一気に覚えようとせず、毎日少しずつ、
繰り返し思い出すことが何より大切です。
コツコツと積み重ねれば、確実に「使える知識」が身についていきます。