こんにちは!
先週末の日曜日、
水遊びのできる公園で息子とはしゃいだ澤井秀太郎です。
初めて出会う子どもと、
すぐに仲良くなって一緒に遊べる息子を
うれしい気持ちで見ていました。
「こんなの将来使わないじゃん」
「大人になってつるかめ算とか仕事算とか、使っている人いるの?」
……算数の授業を受けながら、
そう思ったことのあるお子さまは多いかもしれません。
確かに、レストランの注文で等差数列を使うことはありませんし、
買い物で周期算を使うこともありません。
でも、それでも受験生は算数を学びます。
なぜでしょうか?
算数は「正解のある世界」で“考える練習”ができるからです。
現実の社会には、「正解がない問題」が山ほどあります。
どの進路を選ぶか
人間関係の悩み
仕事の判断
生き方そのもの などなど
こうした問題には、明確な“答え”はありません。
誰かが「これが正しい」と言い切れるものではなく、
自分で考え、決断しなければいけない。
だからこそ、私たちは若いうちに、「必ず答がある世界」=算数(数学)で、
思考力・論理的思考力・粘り強さを鍛えておく必要があるのです。
算数(数学)は「現実世界で答を探す力」を育てる
実は、現実でも「最初は解なしに見える問題」が、
情報を整理し直したら「解が見えてくる」ことって、よくあるんです。
算数の問題では、こんな流れを経験します:
情報を読み解く
問題の本質をつかむ
条件を整理して、使える知識を選ぶ
一歩ずつ式を立てて、答にたどり着く
これらは現実の問題解決のプロセスと同じです。
算数は、人生の“思考の土台”です。
小中学生、あるいは高校生のうちに
「答がある問題」で考える訓練をしておくことで、
将来、「答があるかどうかもわからない問題」に
立ち向かう力を育ててくれる学問です。
「使う・使わない」で判断してしまうのは、もったいない。
算数は、“思考の筋トレ”であり、“未来を切り開くための土台”なんです。
もしお子さまが「なんで算数なんてやらなきゃいけないの?」と言ったら、
「それは、“考える力”を育てるためだよ」と、ぜひ伝えてあげてください。
そしてその力は、きっといつか、大きな人生の場面で本人を支えてくれるはずです。